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やってみれば以外に簡単 改葬手続きを実際にやってみました
はじめに
まもなくお盆を迎えます。お墓詣りや先祖供養、そして我が家のお墓の維持管理は大丈夫だろうかと考える時期でもあります。
還暦を迎えると、友人や知人から「墓じまい」の話を耳にする機会が増えてきます。

先日、魚沼市在住の友人から、「父の改葬と母の埋葬を同時に進めたい」と相談を受けました。友人は身体が不自由で一人暮らし。自分ひとりでは手続きや移動が大変とのことで、私ができる範囲でお手伝いをすることになりました。
墓じまいとは?
「墓じまい」とは、現在あるお墓を閉じ、遺骨を別の場所へ移すことを指します。遺骨を移すことを「改葬」といい、役所や墓地管理者への手続きが必要です。実は「墓地、埋葬等に関する法律」で規定されているんですね。

今回のケースでは、
- 現在の墓所に父の遺骨を納骨してあり、そこから新しい墓所へ改葬
- 母は最近亡くなられ、火葬後に手元供養(自宅保管ということ)しており新しい墓所へ埋葬予定
という二つの流れを同時に行います。
友人の状況を考えると今までの墓所だと町内の管理ということにはなりますが、実質は家族や親族等の後継者等の管理が出来なくなってしまえば無縁墓地のようになってしまい心配だということに尽きます。友人の心情を推し量り全力でバックアップすることにしました。
新しい墓所の準備
友人はすでに永代使用の墓所を購入済みです。

永代使用とは、墓地管理者と契約し、その区画を永く使える権利のこと。これがあることで、改葬先が決まり、手続きもスムーズになります。
火葬証明書の再発行
手続きの第一歩は書類の準備です。
ところが、母の埋葬に必要な「火葬許可証」が見つからないとのこと。
新しい墓所の管理者に提出するため、市役所で「火葬証明書」の再発行を申請しました。
市役所では、事情を説明すると、必要事項を記入してすぐに発行してくれました。友人もこれで少し安心した表情を見せました。ちなみに手数料は300円でした。
現在の墓所管理者の承諾
次に必要なのは、現在の墓所管理者の承諾です。
魚沼市の友人の場合、墓地の管理は町内会が行っており、町内会長が管理者です。
改葬許可申請には管理者印が必要なので、町内会長宅を一緒に訪問し、事情を説明のうえ印をいただきました。

改葬許可申請の準備
ここまでで用意できた書類は以下の通りです。
改葬許可申請に必要なもの(今回の場合)
- 改葬許可申請書(市役所でもらえる)
- 現在の墓所管理者の承諾印
- 故人と申請者の関係が分かる戸籍謄本 ちなみに手数料は、450円でした。
- 新しい墓所の使用許可証の写し
これらを揃え、これから市役所に提出する予定です。
この後の流れ
申請が通れば、石材店に依頼して父の遺骨を取り出します。
そして手元供養している母の遺骨とともに、新しい墓所へ納めることになります。
すべてが完了するまでにはまだ少し時間がかかりますが、一歩ずつ着実に進めています。

墓じまいを進める方へのアドバイス
今回の経験から、墓じまいを進める際のポイントを簡単にまとめます。
- 必要書類は事前に確認しておく
- 管理者(寺院や町内会など)とのやり取りは丁寧に 寺院で法外な金額の要求があったと聞いたことがあります。
- 役所の窓口では事情を率直に話すとスムーズ
- 移転先の墓所は先に決めておくと安心
おわりに
墓じまいは単なる手続きではなく、故人を想う気持ちを形にする大切な節目です。
今回の手伝いを通じて、「お墓が変わっても、想いは続く」ということを改めて感じました。
後編では、実際にお骨を移し、新しい墓所に納めるまでの様子をお伝えする予定です。
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墓じまい 何をすればいいのか、教えてください!
📋 墓じまい・改葬手続きチェックリスト(保存版)
① 準備段階
- 新しい墓所(納骨堂・永代供養墓など)を決定し、使用許可証を入手
- 現在の墓所管理者(寺院・町内会など)に改葬の意向を伝える
- 改葬先の宗旨・宗派の確認(必要な場合)
- 改葬にかかる費用の見積もり(石材店・運搬費など)
② 申請段階
- 改葬許可申請書(市区町村役場で入手)
- 現在の墓所管理者の承諾印(または承諾書)
- 故人と申請者の関係が分かる戸籍謄本
- 新しい墓所の使用許可証の写し
- 火葬許可証または火葬証明書(紛失時は役所で再発行)
- 役所に申請書類一式を提出し、改葬許可証を受け取る
③ 実行段階
- 石材店に依頼し、遺骨を取り出す日程を決定
- 改葬許可証を持参し、新しい墓所へ遺骨を移送
- 納骨式や開眼供養など、必要な儀式を行う
- 元の墓所を更地に戻し、管理者へ返還
💡 ポイント
- 書類はコピーを取って保存しておくと後々安心
- 役所や墓地管理者への連絡は早めに行う
- 改葬の時期は天候や法事のタイミングを考慮


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