3月に住宅建て替えのため借家に引っ越した。断捨離の必要性を心から実感し、実践する最良の機会となった。還暦の今、あと何年生きるか分からないが子どもたちにも迷惑をかけないために断捨離の実践を始めた。
断捨離の意味
断捨離は「断」「捨」「離」の言葉を合わせたもの。ヨガの行法で断行、捨行、離行のことだ。1976年に出版されたヨガの本で「断捨離」という言葉が使われたとされている。
「断」 新たに手に入りそうな不要なものを断る
「捨」 家にずっとある不要なものを捨てる
「離」 物への執着から離れる
還暦おじさんは「断捨離」ではなく「捨離断(しゃりだん)」と言っていた。単なる読み違いだが意味は一緒だ。
始めた実践
55年住んだ家の片付けで一番多いと思ったものが書籍だ。今までも、進学とか就職とか結婚とか転勤とかそういう節目節目で部屋の片付けをして不要な書籍を古本屋に持って行ったり資源ごみに出したりしていた。しかし、この本はいつか読むかもしれないと思い中学時代に買った文庫本もだいぶ残っていた。
今回の引っ越しの際、家内から言われたのが「これからは本を買わないで図書館で借りてきて読みなさい」ということだ。「まったくその通りだ」とガテンした。
しかし、この前も出張の際につい文庫本を買ってしました。山崎豊子著「沈まぬ太陽(一)アフリカ篇・上」(新潮文庫)だ。全五巻の大作だ。一気に引き込まれる。「やっぱり読書はいい」
ということで、断捨離で気付いた私の実践の第一の再挑戦はここから始まる。図書館で「沈まぬ太陽(二)アフリカ篇・下」を借りて来た。最初から借りればいいがそう完璧にできないのが人間だ。小説を読めるって本当にいい。
断捨離の目的は人生の充実である。
感じた充実感
様々な生き方がある。様々な処世術がある。本質は人間の幸福の実現だ。不完全で悩み課題の尽きない人生だ。人生、楽しく前向きにやっていこう。
今、借家住まい2ヶ月になるが55年住んだ家と住み心地はあまり変わらない。快適である。荷物の置き場が変わっているので「どこだったかな」と探すことはあってもあまり支障もない。
小さい実践を通して身軽な生き方をしていこう。そう思えることが今感じた充実感である。
おわりに
- 断捨離の絶好の機会が引っ越し
- 一番大変だったのが書籍の整理
- 必要な本は買い、そして上手く図書館を活用
- 小さな発見と決意で身軽な生き方を目指す
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