時のこと。瞬間、瞬間の積み重ねで今現在が過去になっていく。今現在の次の瞬間が未来だ。
今居る場所の大切さ
母の故郷・長岡で生まれた。当時両親は千葉か宮城に住んでいた。母の実家で私を生んでくれた訳だ。ちょうど時を同じくして父が転職したから父の職場の関係で宮城の多賀城市に住んだ。
父が亡くなり、父の実家の大分県宇佐市に母と私は移り住んだ。数ヶ月して環境の変化に順応できない母は私を連れて生まれ故郷・長岡に戻ってきた。住み込みの寮母として母は生きるために懸命に働き私を育ててくれた。その時の寮生とは今も付き合いがある。

その後、祖母が私たち母子と母の妹が身体が弱かったことからその三人が住むために家を作ってくれた。それが昭和44年のことで一連の舞台となる「我が家」である。それを舞台に人生劇場が展開される。
高校卒業まで長岡で過ごし、大学時代は八王子市と昭島市に住んだ。就職して上越市、長岡の実家、新潟市、長岡の実家、新潟市でマンション購入、長岡の借家、新潟市のマンションに戻り、そして5年前に長岡の実家に戻った。
居る場所は人生劇場の舞台
自己または家族所有という意味では長岡の実家、新潟のマンションに住んだ。
借家という意味では、学生時代にいくつかのアパートに住んだし学生寮にも住んだ。仕事の転勤でレオパレスにも住んだ。会社の寮も独身寮や家族寮に何年か住んだ。
居る場所は、人生劇場の舞台であり多くの思い出がある。
還暦を迎え60才になった今、その内の55年間、つまり人生の9割以上を占めるのが今回建て替えをした「我が家」である。
自己所有であれ借家であれ寮であれ住まいが大切であるとつくづく思う。

その時々の事情でそこに住んでいる訳だが、自分の本地、本陣といってもいいと思うが自分の人生の本拠地としての住まいをどこにするかが大切で、そこには時の大切さが密接にかかわっている。
今回建て替えを決意した大きな理由はお金の工面が出来る見込みが立ったことが大きいが、それはやはり自身が定年を迎えたことも大変に大きいのである。
今より昔の過去においては決して出来なかったことであり、今建て替えは行うけれども、これが5年後の65才になった時でも10年後の70才になった時でもないということである。
価値の創出は時とつながる
人間として人生行路を進むことは瞬間瞬間、価値を見出していく、創っていくということだと思う。
人生、しあわせに生きていきたいし、困難なことが起これば乗り越えていきたい。いい人生を生きたいというのが人類皆の願望であろう。
人生の3大支出は「住宅費」「教育費」「老後生活費」と言われる。

「老後生活費」は現在進行形ではあるが、ほぼこれからなので省く。「教育費」は3人の娘とも大学まで出したから相当実感はある。
「住宅費」は今まで60年間の人生で相当負担してきた。また、今回「我が家」の建て替えを実行しており建築費自体を支払っている渦中で実感ひしひしである。
瞬間瞬間を有意義に生きていく。そのために時の大切さである今を懸命に生きていくために「住」の主要テーマである「我が家」の建て替えを決意し、現在進行形を綴っている。
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