これは、選択肢としては適当でない。「賃貸派か?所有派か?」だろうか。私は、マンションを所有したこともある。マンションを所有者として賃貸したこともある。マンションを売却もした。一軒家の所有は、ない。一軒家を賃借したことは何度もある。実家は土地が母名義で建物は未登記だった。数年前に家の老朽化が気になり、実家の土地建物の登記簿謄本を法務局で取得したときに建物の未登記が分かった。その時に、土地の地目も「畑」だったので「宅地」に変更した。建物は当然、固定資産台帳に登録され税金も払っているから、こういうことも多くあるんだろうと思った。
答えは、一軒家がいい
どこに住むか。どれくらいの家賃か。税金はいくらか。
衣食住の生活の基の中で、「住」は大事だ。どれも大事だが、生活の基盤となるのが「住」だ。住めば都で、どこでも住んだところで人生の舞台となる。
「マンションがいいか?一軒家がいいか?」結論としては人それぞれだ。
還暦おじさんの答えは、「間違いなく一軒家がいい」だ。それは、マンションを20年以上所有し売却経験のある心の叫びだ。
隣人によって結論は変わる
平成11年に築数年の新古マンションを購入した。県都の中でもアクセスや立地条件もいい人気エリアにある。子供たちも小さかったが喜びは大きかった。60数戸。6階建ての4階の中ほどだった。西隣りは老婦人が所有されていた。東隣りは最後の物件で数年後に我々より少し若い男女が購入し住み始めた。
入居直後に挨拶に来られた。「よろしくお願いします」
数年後に転勤で賃貸に出した。戻ってきてしばらくして隣家の騒音問題が発生する。戻ってくる前からのようではあった。
騒音問題。多くのマンションやアパートで発生している問題である。原因は、隣家の男女間の喧嘩?怒号が壁や床を伝って響いてくる。病気?
経験した人しか解らないつらさ。警察に通報したこともある。マンション管理組合でも毎回議題になった。隣の家だけではない上も下も。1階の住民も。階下の駐車場利用者や駐輪場使用者も懐中電灯の様なものを照射され怒号を浴びせられる。直接、インターフォンを鳴らしたことも何度もある。その時は全く静かになりドアは開かない。弁護士にも相談に行ったこともある。
何人転出されたのか
隣家の東隣にリフォームされて所有された方は数ヶ月で出て行った。我が家の下の階の方、つまり近台の家の斜め下の方も売却されて出ていかれた。私も、転勤があり実家に戻った。
数年空き家にしたが一昨年売却した。売却先は一般顧客でなく東京の不動産業者。隣が問題物件であることを十分仲介の不動産業者に伝えての販売だったから時間がかかった。結果、市場価格より安かったが売れてよかった。
いい経験をしたと自分に言い聞かせている。しかし、同じように転居された方々はどう思っているだろう。
「住」は大事だ。その原体験でもある。これは、一軒家でも隣人関係で発生する問題もあるだろう。マンションに住んでも全くそのような問題に遭遇しない方々も多いに違いない。
そのこともあり、人の役に立つ、喜んでもらえる不動産業に携わろうと考えるようになったのだ。
豪雪のわが地域では冬の除雪が大変である。また、冬はマンションは温かくていい。
マンションがいい。一軒家がいい。自分の家が一番いい。
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