携帯電話追跡サービスを使って

2024年3月15日は自宅建て替えのため築55年の居宅を取り壊すため、仮住まいへの転居日だった。約1か月、妻と共に仕事の合間で荷造りに励んだ。

積みあがった段ボールの山は足の踏み場を狭くし、引っ越し日まで使った生活用品を慌ただしく段ボールに詰め込む。

3月半ばでその日は天気に恵まれた。引っ越しのトラックが来るまであとわずか。汗がにじむ。上着を脱ぎ荷造りに励む。

午前8時にトラック到着予定だったが15分早く到着。室内の養生作業が終わり荷物が一気に積み込まれる。4人の引っ越し作業員の手際の良さ。感動する。

「ない。携帯電話がない。」携帯電話を上着のポケットに入れていたが、その上着がない。段ボールが片付けば見つかるだろうと思う。

引っ越し先の仮住まいは道路距離で2キロを切る車では5分もかからない。手際よく荷物が仮住まいに詰め込まれていく。

55年住んだ自宅からの荷物の積み込みは約2時間かかったが積み下ろしはそこまでかからなかった。

携帯電話の入っていると思われる上着は見当たらない。仮住まいにも、そして先ほど最終確認をしてきれいに荷物を運び出した自宅にも見当たらなかった。

もしかしたらこの仮住まいに積みあがった段ボールのどこかに紛れ込んでいるのかもしれない。恐怖がわが胸を覆う。

「そうだ。GPSで携帯電話を探すことが出来るサービスに加入していたんだ。もしかしたら、どこにあるか探し出せるかもしれない」心の闇は、一気に白い雲と青がきれいな晴天の青空に変わった。

妻のスマホを借り、ドコモのアプリ「あんしん遠隔サポート」を開く。

「電話でのお問い合わせ」の「電話をかける」を押す。

込み合っているせいかだいぶ時間がかかったがオペレーターに通じる。

携帯電話が見当たらないことを伝え「携帯お探しサービス」利用を伝える。

発信音の鳴る間に「ネットワーク番号、4桁入力」を行う。確認が取れ、探索作業が始まっているようだ。

だいぶ時間が経ちオペレーターが「みつかりました。携帯電話は『大沢1丁目112』付近から半径50メートルにあります」と告げる。一安心する。我が家の住所は「大沢1丁目110」だ。

すぐ自宅に向かう。きれいに荷物が運び出された自宅には上着は見つからない。「そうだ。押し入れの中にトラックに積み込まない品を入れたんだった。」恐るおそる押し入れを開ける。あった!上着が!

そして、上着のポケットに、あった!携帯電話があった!

携帯電話追跡サービスを使ってよかった。いざという時に、本当に有益なサービスと心から実感した。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

還暦突入。雇用延長で頑張って働いています。地方銀行に約13年勤務後、転職して現在に至っています。宅地建物取引士。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次